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社会保険

会社員は必見 給与明細から学ぶ社会保険の種類

みなさまごきげんよう!

社会保険=国がやっていて会社員が入っている保険を知っていますか?

会社員として働いていると毎月お給料明細を貰うと思います。

・お給料から毎月引かれているけど、自分は損しているの!?

・引かれているのは知っているけど何に使われている!?

・会社員のもしもの時の保証について疑問や不安をもっている!

最低限は分かっていないと大損する可能性があります!

この記事では意外と知らない、お給料から引かれているけど大切な日本の社会保険の全体像と種類がスッキリする内容になっています。

ところで、一度はお給料から毎月一定の金額が引かれていなければ、

  • もっと自由にお金が使えて楽に暮らせるのに
  • もっと趣味や贅沢が出来るのに
  • もっと貯金や投資を出来るのに

そんなことを思ったことがあるのではないでしょうか。

でも結論から言うと、引かれているお金で特に社会保険料は
困った時に助けてくれる心強い大切なもの
です。

例えばこんな場面に遭遇した時に特に「お金」の面で強い味方になってくれます。

  • 病気
  • 出産
  • 育児
  • 休職
  • 退職
  • 失業
  • 再就職
  • 定年
  • 老齢

これはあくまでも一例ですが、誰もが経験する可能性のあるフレーズですよね。

お給料について日常会話で一般的によく使う言葉として、

「総支給額」引かれる前の給料のことをいいます。
「手取り額」毎月定額を引かれた後、実際に振り込まれる金額をいいます。
「控除額」総支給から毎月引かれる金額のことをいいます。

お給料から引かれているもの(控除額)は大きく2つに分けることが出来ます。

①社会保険料

②税金

そして更に性格の違いで2つに分けることが出来ます。
①社会保険料とは

・健康保険料

・厚生年金保険料

・雇用保険料

②税金とは

・所得税

・住民税

正にお給料明細で「控除額」として引かれている項目ですね。

ここからは、「控除額」として引かれていて特に金額が大きく、
でも、イザと言う時に頼りになる社会保険料について、

  • お給料から引かれる金額はどうやって決まるの!?
  • 保険料として引かれているけど、どんな保証があるの?

この2点をぞれぞれ分かり易く解説していきます。

健康保険料

お給料から引かれる保険料=標準報酬月額(大体のお給料)の約5%
☞ こんな時に助けてれます
①ケガや病気をして病院に通院するとき!(3割負担で済むやつです)
②ケガや病気をして病院に入院するとき!(高額療養費制度)
③ケガや病気で会社を休んだとき!(傷病手当金・・お給料の3分の2の保証あり)
④出産したとき!(出産手当金・・お給料の3分の2の保証あり)

厚生年金保険料

お給料から引かれる保険料=標準報酬月額(大体のお給料)の9.15%
☞ こんな時に助けてれます
①歳をとって思うように働けないとき!(老齢厚生年金)
②ケガや病気で重い障害が残ったとき!(障害厚生年金)
③働いている加入者が亡くなった時に遺族となったとき!(遺族厚生年金)

                       
※標準報酬月額について・・・ざっくり言うと4月~6月のお給料の平均額です。

雇用保険料

お給料から引かれる保険料=大体のお給料の0.4%
☞ こんな時に助けてれます
①会社を辞めたとき!(失業手当(求職者給付))
②出産後や定年後も継続して働くとき!(雇用継続給付)
 ・育児休業給付・・お給料の3分の2~2分の1
 ・介護休業給付・・お給料の3分の2
 ・高年齢雇用継続給付・・下がったお給料の最大15%
③働くための職業訓練を受けたとき!(教育訓練給付)    

【番外編】労災保険(労災保険料)について

お給料から引かれる保険料=なし<全額会社負担になっています>
☞ こんな時に助けてれます
働く人が仕事中若しくは通勤途中にケガ・病気をした=労災保険(内容は健康保険と似ています)
※正式には労働者災害補償保険といいます

下の図は日本の社会保険の全体像です。
どの保険がどんな時に助けてくれるのか、簡単に分かる図になっています。

◎実際にはそれぞれ保険給付される為の条件が細かく決まっています。

会社も実は同額を負担している社会保険料

今まで説明した社会保険料の約半分は会社も負担しています。

自分のお給料(総支給額)

から

健康保険料毎月15,000円
厚生年金保険料毎月30,000円

それぞれ引かれている(控除)とすると、

会社も

健康保険料毎月15,000円
厚生年金保険料毎月30,000円

負担しているということです。

会社は社員のお給料から引いた金額と会社負担分を合わせて納めます。

<合わせると>
健康保険料を30,000円
厚生年金保険料を60,000円

社員を雇うというのはそれだけ会社にとってもお金がかかることになります。
また自分のお給料から引かれている金額の2倍を納めているので、
その分、会社員はそれなりの保証を受けれることになります。

これだけ保証が整っているのは世界の中でも間違いなくトップクラスです。

今後もそれぞれの社会保険について、更に詳しく紹介していく予定にしていますので、
知っていることで「安心」を手に入れて更に充実や挑戦に繋げていきましょう。

それでは、また(^^)

ABOUT ME
タクヤ
社会保険労務士